毎年、この時期は生姜の保存食を作ります。
何年か前、母が筥崎宮の「放生会」で大量に新生姜を買ってきてくれたことがあり、その生姜を使うためにあれこれ作ったのがキッカケだったんだけど、本当に生姜ひとつでいろいろできる!
ガリ、生姜の佃煮、ハチミツ生姜、生姜クッキーなどなど。
中でも、一番作るのが『生姜シロップ』と、それを作る過程で同時にできる『生姜チップ』。
体をあたためてくれる生姜は、今からの時期にすごく重宝します。
生姜シロップをお湯割りにして飲んでもいいし、生姜チップは、持ち歩いていつでもポカポカできる^^
保存性もあり。
新生姜が安く入手できるこの時期にたくさん作りだめしまーす。
[材料]
・ 新生姜 1kg 普通の生姜でもOK
・ きび砂糖 1kg 白糖でもOKだけど、私はきび砂糖の優しい甘みが好きなのでこちらを使います。
・ きび砂糖適量 生姜チップにまぶす用
・ レモン汁 大さじ4~6 レモン2個ほど。 ポッカレモンなどでもOK
・ スパイス数種(シナモン、カルダモン、クローブ、唐辛子、ブラックペッパーなど)なくてもOKだけど、あると深みが増します。私はシナモンの香りが大好きなので必ず入れます。
[作りかた]
①生姜を洗う。皮ごと使うので、なるべくきれいに汚れを落とす。先端の赤い部分や断面のゴツゴツと固い部分を包丁で切り落とす。
②生姜を皮ごとスライスする。生姜チップにすることを考えると薄すぎない方がいい。1~2mm。
③砂糖をしっかりとまぶし、1~6時間ほどおく。するとたっぷりと水分がでてきます。
④生姜を水分ごと鍋にうつし、スパイス類を入れる。スパイスはティーパックなどに入れるとバラバラにならなくていい。
⑤まずは中火にかける。沸騰したらアクをとり、弱火にして、30分~1時間ほど煮る。
⑥火を消したあとに、レモン汁をIN! 味見しながら好みの酸味にしたらいいと思います。
⑦そのまま、常温になるまで放置。ここで、生姜に味がしみ込むので、生姜チップを美味しくするにはこの過程は大事
⑧ザルにガーゼなどをひいて、シロップを漉し、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫へ。半年はよゆーでもつと思われます。いや、もっともつかも。
****生姜チップ****
⑨シロップを漉したあとののこった生姜を、アミやザルに並べて干す。できれば外(雨に注意)。1~2日。ややシットリ感のあるドライフルーツ的になればOK。砂糖をまぶし、保存容器へ。基本常温で大丈夫だけど、暖房などで温かくなると砂糖がべたつくことがあるので、冷蔵庫が無難。
【食べ方の例】
シロップを炭酸で割って、ジンジャーエールに(←生姜がビリッとしていてばりうま!
お湯割りにしてポカポカ
紅茶に入れる
クッキーの味付けに使う
生姜チップは持ち歩いて、おやつに。お茶うけにもぴったり~